袋の中

電車の中で一人の少年が、
大きな紙バックを抱えていました。
ブランドの名前が書いてある、
とても高級そうな紙バック。

「オヤオヤコゾウ、ナマイキね。」
と思って見ていると、
少年は紙バックの中をそうっと覗いて、嬉しそうにしていました。

あ、もしかしたら、お母さんの誕生日なのかもしれない。
きっとそう。
お金を一生懸命貯めてプレゼントを買ったんだね。
高かったろうに…
あんたの気持ちだけで、母さんうれしいんだよ…

私は母なる気持ちで少年を見つめました。

少年が紙バックをそうっと覗いているので、
私もそうっと首を伸ばして紙バックの中を覗いてみました。

すると中には、ああ、ブランドもののステキなバックが…
いえ…ものすごく大量のバッタが入っていました。

ゲッ!と思った瞬間、
バッタが次々と紙バックから逃げ出し、
女性は悲鳴をあげ、踏み潰したバッタで誰かが転び、
男が叫び赤子が泣く・・
という混乱の惨事を思わず思い描いてしまいました。

私があまりの妄想惨事に眉をひそめている中、
少年は精一杯優しく、そして残酷に、
逃げ出さないようにとバッタを紙バックに押し込んでいました。
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Commented by にょき at 2011-07-14 14:36 x
バックとバッタ。
字でみると似てる。。(笑)

去年、うちのかんちょが大量のスズムシを持ってきた。
黒いのいっぱい。。。
ぞわぞわぞわわわわ。。。
Commented by ayajijo at 2011-07-14 23:49
*にょき

かばまっきたり~♪のブログを読んでしまったので、
最近の出来ごと書きましたの。

スズムシもバッタも、ぞわぞわするよね。
もはや苦手に気づいた大人はダメなのだ。
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by ayajijo | 2011-07-13 00:38 | 日々 | Comments(2)