フランス旅行記4~やっとこフランスの巻~
2011年 10月 05日
<二・・三日目~やっとこフランスの巻~>
ああ、早く書かないと旅の記憶が薄れていく・・
じゃんじゃん行こう!
二日目早朝の出来事に心身疲弊の中、
空港内、荷物を預けてゲートを通る。(まだ北京かいな)
スムーズに行ったと思って振り返ると、
検査員にベルトをはずすよう言われている日本人がいる・・あ、友だちだ。
防犯に細心の注意をしてきた友だちは、
肩からパスポートの入った袋を提げ、更にそれをベルトにくくり付けてきた。
ベルトをはずすには、まず肩からの紐をはずさなければならないのだ。
「请快速取下!(早く外しなさい!)」
焦るほどに身体や服に紐が絡まって、悶える友だち。笑って見守る私たち。
何とかベルトを外してゲート通過OK・・と思ったら、
同じく友だち、今度は持っているカバンへのチェックが入る。
「这一体!?(これは一体何だ!?)」
防犯に細心の注意をしてきた友だちは、
おしたらピーピー音が鳴る防犯ベルをカバンに付けて来た。
防犯ベル、ピンクのキティ、800円。
「请跟来。(付いて来い。)」
キティちゃんはカバンから外され、検査員に連れて行かれる友だち。笑って付いていく私たち。
他の検査員は「いいんじゃないか?」という顔をしていたのだが・・、
行き先は「公安」と書いてあるカウンター。
そこに立つ女性二人。
キティちゃんのベルを見て、何やら書類を調べている。
そして「NO!」
「NO?」「キティNO?」と確認するも「NO!KITTY、NO!」
・・未使用ハローキティ、没収。
間もなく中国で、ニーハオキティの防犯ベルが出回るのでは・・?疑る私たち。
「今後私の前で北京の話はしてくれるな・・」と呟く友だち。
ドンマイ♪安全に旅をすればいいのさ、
さあ飛行機に乗ればフランス!元気出していこう☆
そしてそこから11時間半・・。
周りはほとんど中国人。
ひたすら喋る!食べ散らかす!トイレの前に立ち塞がる!寝ない!
中国人のパワーにとにかく圧倒され、睡眠もままならないままフランスに到着~!
(あ、機内で「RANGO」というCGアニメーションを観た。言葉は分からなかったけど楽しめたよ。)
ムワン。
空港内に立ち込める香水の匂い!
お~!高級デパートの一階(化粧品売り場)と同じ匂いがする。 フランスを実感!
まだ周りに中国人がひしめくが、次第にそれらも遠ざかり、
色んな顔立ちの外国人たちを眺める。「Bonjour!」と言われる。 フランスを実感!
2年前、ここで早々に白タクに乗ってしまい、
無事ホテルに着けるのか、このまま売られるのかという恐怖の中移動してしまったが、
今回は{RER}という電車に乗ってみる。
余談になるが、実は以前親方と数ヶ月ほどフランス語を習ったことがある。
しかし習ったほとんどのことを今や忘れ、
「フランス語のニュメロ(番号?)という単語の響きが何か卑猥ですよね、」とか言ってた思い出だけが残っている。
しかし、たった数ヶ月でも習ったことというのは意味があることだと実感する。
「〇〇駅へ行きたい」「切符ください」「ありがとう」などの言葉が伝えられた。
切符がスムーズに買えた!
切符販売の女性が美しかった!
うれしかった。言葉って大事だ。
・・そう思ったら私、北京語、何も覚えようとしていなかったな。
指差し会話帳は持っていったけど、事前に覚えた言葉はなかった。
そもそも国自体に親しもう、知ろうという気持ちになっていなかったのかもしれない。
反省の想いがふつと沸き起こるも、ワンハンドレットおやじの顔がよぎり、スッと消えていく。
RERに乗り、Gale du Nord駅で下車。
(・・実はこの駅で後に波乱の大波が!)
外は雨。
知人からパリの地図を借りてきたので、それを広げてホテルを探す。
フランスは通りの名前で調べると目的地が分かりやすい、とのことなのだが、見つからない。
フランスのホテルは私がインターネットで予約したこともあり、
友だちに待っててもらい探すも見つからない。
さ迷うこと一時間。夜の22時。
数名のフランス人に道を尋ね、ようやく見つかる。
ネットでとったホテルの地図は、現実とは大きくずれていた。
夜も遅いので、近所のお店でサンドイッチとヨーグルトを買って、もさもさ食べて横になる。
「・・疲れたね。」
「うん、とくに北京がね・・」
「・・北京の話はするな・・」
このやりとりを数回繰り返して、やけに沈むフランスベッドで眠る・・。 5につづく・・
翻訳こんにゃく:http://www.excite.co.jp/world/
ああ、早く書かないと旅の記憶が薄れていく・・
じゃんじゃん行こう!
二日目早朝の出来事に心身疲弊の中、
空港内、荷物を預けてゲートを通る。(まだ北京かいな)
スムーズに行ったと思って振り返ると、
検査員にベルトをはずすよう言われている日本人がいる・・あ、友だちだ。
防犯に細心の注意をしてきた友だちは、
肩からパスポートの入った袋を提げ、更にそれをベルトにくくり付けてきた。
ベルトをはずすには、まず肩からの紐をはずさなければならないのだ。
「请快速取下!(早く外しなさい!)」
焦るほどに身体や服に紐が絡まって、悶える友だち。笑って見守る私たち。
何とかベルトを外してゲート通過OK・・と思ったら、
同じく友だち、今度は持っているカバンへのチェックが入る。
「这一体!?(これは一体何だ!?)」
防犯に細心の注意をしてきた友だちは、
おしたらピーピー音が鳴る防犯ベルをカバンに付けて来た。
防犯ベル、ピンクのキティ、800円。
「请跟来。(付いて来い。)」
キティちゃんはカバンから外され、検査員に連れて行かれる友だち。笑って付いていく私たち。
他の検査員は「いいんじゃないか?」という顔をしていたのだが・・、
行き先は「公安」と書いてあるカウンター。
そこに立つ女性二人。
キティちゃんのベルを見て、何やら書類を調べている。
そして「NO!」
「NO?」「キティNO?」と確認するも「NO!KITTY、NO!」
・・未使用ハローキティ、没収。
間もなく中国で、ニーハオキティの防犯ベルが出回るのでは・・?疑る私たち。
「今後私の前で北京の話はしてくれるな・・」と呟く友だち。
ドンマイ♪安全に旅をすればいいのさ、
さあ飛行機に乗ればフランス!元気出していこう☆
そしてそこから11時間半・・。
周りはほとんど中国人。
ひたすら喋る!食べ散らかす!トイレの前に立ち塞がる!寝ない!
中国人のパワーにとにかく圧倒され、睡眠もままならないままフランスに到着~!
(あ、機内で「RANGO」というCGアニメーションを観た。言葉は分からなかったけど楽しめたよ。)
ムワン。
空港内に立ち込める香水の匂い!
お~!高級デパートの一階(化粧品売り場)と同じ匂いがする。 フランスを実感!
まだ周りに中国人がひしめくが、次第にそれらも遠ざかり、
色んな顔立ちの外国人たちを眺める。「Bonjour!」と言われる。 フランスを実感!
2年前、ここで早々に白タクに乗ってしまい、
無事ホテルに着けるのか、このまま売られるのかという恐怖の中移動してしまったが、
今回は{RER}という電車に乗ってみる。
余談になるが、実は以前親方と数ヶ月ほどフランス語を習ったことがある。
しかし習ったほとんどのことを今や忘れ、
「フランス語のニュメロ(番号?)という単語の響きが何か卑猥ですよね、」とか言ってた思い出だけが残っている。
しかし、たった数ヶ月でも習ったことというのは意味があることだと実感する。
「〇〇駅へ行きたい」「切符ください」「ありがとう」などの言葉が伝えられた。
切符がスムーズに買えた!
切符販売の女性が美しかった!
うれしかった。言葉って大事だ。
・・そう思ったら私、北京語、何も覚えようとしていなかったな。
指差し会話帳は持っていったけど、事前に覚えた言葉はなかった。
そもそも国自体に親しもう、知ろうという気持ちになっていなかったのかもしれない。
反省の想いがふつと沸き起こるも、ワンハンドレットおやじの顔がよぎり、スッと消えていく。
RERに乗り、Gale du Nord駅で下車。
(・・実はこの駅で後に波乱の大波が!)
外は雨。
知人からパリの地図を借りてきたので、それを広げてホテルを探す。
フランスは通りの名前で調べると目的地が分かりやすい、とのことなのだが、見つからない。
フランスのホテルは私がインターネットで予約したこともあり、
友だちに待っててもらい探すも見つからない。
さ迷うこと一時間。夜の22時。
数名のフランス人に道を尋ね、ようやく見つかる。
ネットでとったホテルの地図は、現実とは大きくずれていた。
夜も遅いので、近所のお店でサンドイッチとヨーグルトを買って、もさもさ食べて横になる。
「・・疲れたね。」
「うん、とくに北京がね・・」
「・・北京の話はするな・・」
このやりとりを数回繰り返して、やけに沈むフランスベッドで眠る・・。 5につづく・・
翻訳こんにゃく:http://www.excite.co.jp/world/
by ayajijo | 2011-10-05 08:51 | 旅