カテゴリ:妄想とか( 7 )

幻の

見つからないらしいね。

研究者が探しても探しても。

この毛は!?って思って歓喜したら熊の毛だったってよ。

イエティ(雪男)。

実はさ、イエティって私の彼氏なんじゃないかな。

幻の男。

きっとどこかにいるはず!って。

いやいや本当はいないんじゃないの?って。

でもいるって信じたいってやつ。

「絶対いるもん!」って言ってきた手前、もう引けないし、
研究費(探求費)もバカになってないし、
こうなったら探し続けるしかないってやつ。

そんな幻の男。

探し続けるロマン。

あ、あのさ、
私にもしも彼氏が出来たらさ、彼をイエティって呼んでもいいよ。

本当にそれは幻の男だから。
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by ayajijo | 2013-02-07 16:25 | 妄想とか | Comments(2)

秋の蚊

秋の蚊は獰猛な気がするね。

子孫を残すため、最後の力を振り絞っているのか。
夏の蚊とは何かが違う。

血を吸うのはメスの蚊だけだと聞いた。
オスは血を吸わないのだそうだ。

私が散々叩いてきた蚊はメスの蚊だったろうが、
時々紛れてオスも叩き潰したに違いない。申し訳ない。

メスの蚊は獰猛に寄ってくる。
「お腹の子のためにはね、血が必要なの・・」
と上目遣いの潤んだ目で近寄ってくるのだ。
「口座にも振り込んでくれない?」

毎日毎日、外に出れば蚊に刺される。
室内でも刺される。
庭の草むしりなどしようものなら大群で押し寄せてくる。

叩いてもキリがない。ほんの一瞬の隙で刺してくる。
場所も選ばない。尻まで狙う。

何故だ、予防スプレーをしているのに・・。
目にも留まらぬ速さで動いているのに・・。

ああああ!かゆいかゆいかゆいかゆいかゆい
かゆいかゆいかゆいかゆいかゆいかゆいゆかいゆかい・・

ありり、ゆかいになってきたね!ヒヒヒヒ

なんて、一文字変えたってゆかいになんかならなくて、ただかゆい。

血ならあげるから、かゆい液とか入れるのやめてほしい。
毎週蚊曜日は10%増量で吸ってもいいから、かゆい液を入れないでほしい。
ギブアンドテイクいらない。

かゆいかゆいかゆいかゆい・・


-----


病室。
私の大好きな人は去ってしまった。
そこにはさっきまで息をしていたあなたがいる。

蚊が一匹飛んでいた。

血をたらふく吸って重そうな身体で。

パン!

私は容赦なく叩き潰した。
手には潰れた蚊と赤い血。

「誰の血・・?」

ふと見ると、あなたの腕は蚊に刺されてぷっくりしていた。

この血はあなたの血だ。

あなたの血が温かいままで、この蚊の中にいたのか。

私は手についた血をただ見つめた。
手についた血は、冷たいのか温かいのか分からなかった。

私は蚊の、抜けた足と潰れた体を払って、手を舐めた。

不味い鉄っぽい味がして、何か泣けてきた。


------



ふとそんな想像をしていると、
一匹の蚊がぷんと飛んでいる。

私は容赦なく叩き潰す。

手には潰れた蚊と赤い血。

私の腕がぷっくりしている。

かゆい。
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by ayajijo | 2012-10-03 20:15 | 妄想とか | Comments(0)

人体改造計画

体の一部分だけを特殊改造出来るというので、
どこを改造するかを博士と話し合う。

博士自身は、明るいと眠れないらしく、瞼に遮光布を織り込むのだそうだ。

なるほど、これでカーテンなどしなくても、アイマスクなどしなくても、
目を閉じれば夜になるというものか。
グッドアイデアだが、私は明るくても眠れる。


ならば私は、車酔いしない身体にしてもらいたい!と熱望したが、
そういう体質云々の改造は出来ないのだと言われる。

ならばそれならば、
手の先をコロコロに差し替えて、日々カーペット掃除に励もうと思ったが、
部屋にカーペットがないことと、
ふと頬杖をついた途端コロコロが滑って髪に絡まることが予想され、よもや断念。

一部分人体改造計画・・
体質改善や整形ではない特殊な改造・・

私は考えに考えて、丸二日考えて、
尻尾をつけてもらうことにした。

特に理由はないが、
何となくあれば便利な気がしたのだ。

しかし、「尻尾」とだけ言っただけので、
ついたのは犬の尻尾だった。

尾骨にクイっと力を入れると大きく尻尾が揺れる。

さほど役に立ってはいないものの、
尻尾を動かす感触は悪くない。

悪くない・・が、この改造でちょっと困るのは、
仰向けで寝づらいのと、
好きな人に会うと尻尾が高速で動いてしまって、すごく恥ずかしい・・。
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by ayajijo | 2012-03-19 23:24 | 妄想とか | Comments(4)

節分 2012

節分なので豆まきします。

でも豆がないので、エアー豆まき。

くそ、鬼どもうようよしてやがる!

「鬼は~外!」

あ!今赤鬼が青鬼をかばった!

・・え?青鬼は病弱?だから青いって?

そんな「止めろっ」て言われても・・じゃ、あんたは何で赤いんだよ。

は?血圧が高いって?

ちょっと止めてよそういうの。
鬼でしょ?

え、なに、少し休ませてくれないかって?
どこ行っても追い出されるって?病院でも?

ちょっとどうなってんの?日本の医療。

・・・分かったよ。

いや、私もさ、一応人の子じゃない?
困った人は助けるよう言われてきたし、
困った鬼の場合はどうだったかちょっと分かんないけど、
ヘルパー資格とか持っちゃてる手前、ムゲにもできないでしょ。

いいよいいよ、入んな。
何もないけど、イカならあるからさ、焼いてあげるよ。

はい、とりあえずお茶。

・・ちょっと泣くなよ~。
鬼の目にも、とか止めてよ~。

え?この家は福がいないから居心地いいって?

ん、あ、ああ、やっぱし?
うんまあ、ゆっくりしてけばいいよ。

ほら、外で震えてる皆も入りな。
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by ayajijo | 2012-02-03 23:52 | 妄想とか | Comments(8)

忘年会☆

忘年会の時期である。

この時期、
妹が、職場の仲間や友だちと「忘年会に行く」と言えば、

「あ、その日私行けないかも。
 皆残念がると思うけど、よろしく頼むわ!」と返事をする。

ちなみに私は一切誘われていない。仲間でもない。

やさしい妹は
「分かったよ。姉ちゃんいなくて、皆残念がると思うけど、姉ちゃんの分まで盛り上げてくるわ。」と返してくれる。

面倒な姉である。

当の私は、そう言ってると何だか本当に誘われた気分になって、
「今頃みんな、盛り上がってるかな?」と架空の仲間を思い、微笑んでいる。

そんな私も今年、
「忘年会やるんだけど、来ませんか?」と誘っていただいた。

え?わたくし?

行きますわ。
靴下も穴が空いていないことですし、お座敷でも大丈夫、行きますわ!

そう思って家を出ようとした時、

「痛っ!」

急に右足に痛みが走ったので、何かと思って足下を見た。

え・・

足に何かが噛み付いている。
それは一瞬、亀か何かかと思ったのだが、
財布だ・・。
財布が私の足に噛み付いていたのだ。(正確にはチャックが足の皮膚を噛んでいた)

取ろうとしてもがっちり噛んでいて、離そうと思っても離れない。
まるで意思を持っているようだ・・い、いつの間に・・

私は歯をくいしばって痛みに耐えながら、何とかチャックを開いた。
・・と思ったら財布はまた私に噛み付いてこようとする。

こいつ、意思を持っている!

その時私はハッとした。

これは!
・・この財布は、私がフランスで盗まれた財布ではないか!

突然財布が喋りだした。

「忘年会?どのツラ下げていくんだい?」

また私はハッとした。

そうだ、私にはお金がないのだった。
いや、正確にはお金に余裕がないのだった。

友人にフランスで借りたお金を返したり、正月実家に帰る費用だったり、
もうすぐクリスマスだったり(あ、これは無関係)、
何だりかんだり・・

しかも忘年会の会費は五千円近いと言っていた。
私が行けた身柄ではないではないか。

「そうだった。ふふ、私ったら・・身の程知らずさん。」

私は久々に再会した財布に謝った。
「財布、ごめんね。盗まれてしまってごめんね。
 でも、帰ってきてくれたんだよね?」

財布は何も言わずじーっとしていた。

もしかしたらじっと私を見つめていたのかもしれないけれど、
目がどこなのか分からなかった。

すると財布は、チャックを開いてカパっと口を開けた。

や!また噛まれる!と思って思わず私は目を瞑った。
・・が、財布は開けた口からベロを出して、先ほど自分が噛んだ傷口を舐めた。

よく見ると、ベロかと思ったのは同じく盗まれた地下鉄の回数券であった。

硬い券で舐められて痛かったが、
財布なりの謝り方なのだろうと思って我慢した。

あ、ところで、財布の中身(つまり現金)はどうなったのだろう・・。

最も気になるその部分に触れようと、財布に触れようとしたら、
財布はベロを引っ込め、またじーっと私を見た(多分)。

そして、

「Au revoir à jamais」

と言って消えてしまった。

「永遠にさようなら」だってさ。

財布の奴、しっかりフランス語マスターしてた・・。

なんてね。自宅妄想。

皆さん、楽しい忘年会を☆
私は行けないけれど、皆によろしく。

<格言>
酒は飲んでも飲まれるな。
恋には時に飲まれてみよう。

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by ayajijo | 2011-12-19 23:15 | 妄想とか | Comments(4)

小母さん

ちっさくて太った、母さんみたいな小人を4人。

最近ちょっと忙しいので、雇ってみることにした。

小母さん。

皆よく働いてくれる。
掃き掃除から拭き掃除。
髪の毛の一本まで残さず、帰ったら部屋はピカピカ☆

本当は料理や洗濯なんかも頼みたいけど、
何せ小人なので、火や水は危ないので掃除だけしてもらう。

小母さんが頼もしいのは、何たって虫退治が出来ること。

ハサミムシと対峙しても怯えることはない。
蜘蛛なんて手掴みだ。

こないだは、蜘蛛に噛まれて「いて~、こんちくしょ」って言ってた。
でもくじけない。

「私から明るさがなくなったらおしまいだもの!」って言ってる。

小母さんたちを雇ってまだ数日。

部屋は綺麗になってうれしいのだが、
ちょっと困るのは、お菓子の減りがすごいことと、
とにかくお喋りがすごい。

朝4時に起きて、寝るまでおしゃべりしてる。
今はもう皆横になってるけど、
「あんたも早く寝なさい。」と交互に言ってくる。

寝たいけど・・、小母さんたちが私のベッドを占領してる。
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by ayajijo | 2011-08-01 00:27 | 妄想とか | Comments(5)

トカゲちん

小さなトカゲが友だちで、私の身体をうろちょろする。
腕からカサカサっと駆け上ってきて、うなじを通って髪の中に紛れ込む。

時々あまりにうるさいので捕まえようとすると、
尻尾を切って逃げてしまう。

トカゲは基本私の胸元かポケットに入っていて、
人からは見られないようにしている。

好きな人に会う。
胸がドキドキする。

胸元のトカゲが私にささやく。
「早く言っちゃえよ。」

私は「うるさい」とか何とか言ってトカゲを指で押し付けて黙らせようとすると、
グェと怒ったトカゲが私の耳たぶを噛む。

「痛っ!」という声で好きな人がこっちを見る。
少し冷めた目で見られて去っていく。

私は悲しくなって落ち込む。

ふと足元をキューピー人形が近づいてくる。
一人で動いているなんて不気味だ。

するとキューピーの頭がぽこりとはずれて、
トカゲが顔を出す。

「着ぐるみって暑いな」とか何とか言って、
多分私を笑わせようとする。

私はトカゲをキューピーごと掴んで胸元に押し込む。

トカゲがそっと私の胸に冷たい頭を押し当てて、
何も言わずに私の心音を聞いている。


という日常のひとコマ。
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by ayajijo | 2011-05-11 22:29 | 妄想とか | Comments(3)