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あとりえ公演 Vo.19

さあ、いよいよ2月のあとりえミノムシ公演です☆

2月26日(日)
10:30と14時の2回。

『ヤッサン一座・だんまる紙芝居』

第一回世界紙芝居選手権でグランプリを受賞した、
だんまるさんの紙芝居口演です。

風貌から見ても「紙芝居界の貴公子!」
なんて言うとご本人は謙遜されるのですが、
何と苗字が「若王子」!?

貴公子で若王子という、まさにプリンスすぎる紙芝居師。
おまけにも一つ、イランストがうまい!

昔懐かしの紙芝居の雰囲気を私は知らないのですが、
今回私の友人の熱い思いから、
あとりえ公演に繋がることができました。

ぜひ皆さん、遊びに来てください!
本当に遊ぶ気持ちで。大人の方にもオススメです。
水あめもらえます!

あとりえも、ちょっと夕方の町並みにアレンジ!

10:30はたっぷりと、
14時は若干、まだ空きがありますよ☆

あとりえミノムシ
〒602-0807
京都市上京区寺町通り今出川上ル6丁目不動前町1-2
Tel & Fax : 075-200-8261

来てちょんまげ~!
(あ、だんまるさんの髪型、ちょっとちょんまげです。)


2月26日のあとりえ公演、無事終了しました☆

午前も午後も、飛び込みでお客さんが沢山来てくれたりで、
午後は超満員御礼大盛況でした。

来てくださった皆さま、ありがとうございました。

だんまるさんってすごいな~。
頭の回転がトリプルアクセル!

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by ayajijo | 2012-02-25 01:35 | Comments(0)

移動車

<先日の怖かったユメ>

人形劇の人と車で移動している。私は助手席にいる。

どこを走っているのか分からないのだが、
赤っぽい土の舗装されていない道路。

ふと外を見ると、
道路の両脇に大勢の人が並べられて横たわっている。

片手が上がったままの人やあごを突き出した人、
誰もが迷彩服を着ている。

様子を知るため、車は少しだけ近づく。

そこで私は目を見張る・・。

おかしい。
唇がおかしい。

皆一様に、唇が大きな花びらのようにめくれ上がっているのだ。
普通の唇の10倍くらいの大きさで。

何か奇病だろうか、
誰も動かない。
迷彩色の中、横たわった人の唇だけが鮮やかに赤い。

恐怖心が増してくる。

誰も生きてないのかも・・

運転席の人に声を掛けようとするが、
その人はただじっと前だけを向き、
黙って少しだけ開いていた窓を閉めた。

ふと、自分が息を止めていたことに気づいて、
ゆっくりと呼吸した。
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by ayajijo | 2012-02-20 23:15 | ユメ | Comments(4)

けむけむ

子どもの頃、けむしが大好きだった。
もちろん青虫も好きで飼っていたのだけれど、けむしはもっともっと好きだった。
ふわふわ、モコモコと歩くさまは愛らしく、もぞもぞと葉を食べる姿はいじらしかった。

私はけむしのことを「けむけむ」と呼んだ。
愛称で呼ぶことで、より気持ちが近づく。

次第に彼らに仲間意識を持つようになった。
周りが嫌悪する存在を、私自身が嫌いでないことは大事なことだった。

道路を必死に横断している姿を見るとすかさず移動させ、「危ないでしょ」と優しく叱った。
それでも時折車にひかれてぺちゃんこになった姿を見ると悲しかった。
ふわふわの毛がぺたりと地面に張り付いて、一部は干乾びたりしていた。
思うような赤い血は出ていなくて、代わりにクリームみたいな液が出ていた。
お墓代わりにティッシュをそっと被せた。

けむけむを見つけては手に乗せて愛でる。
腕に乗せて「へへ、毛深い。」と言って笑い、友達は怯えた。
眉毛にも2匹ばかり乗せて「ごん太眉毛!」とやろうとしたら、
「バカなことやめなさい!刺されるよ!」と親に怒られた。

「刺す??」
全くおかしなことを言うものだ。
蜂やさそりじゃあるまいし、けむしが刺すわけがないではないか。噛むならまだしも、だ。
虫じゃあるまいし。

何も怯えることはない、だって小さな草食動物なのだ。
吠えたりもせず、静かに歩き、葉を食べる。
毛に埋もれて見えないが、きっと小さくて黒い、つぶらな瞳があるはずだ。
心が通じ合えれば、寂しいとき「キュー」と甘えてくるだろう。
仲間を助けた私のために、寒い時には皆が集まって私の首を温めてくれるだろう。
耳がかじかんだら、耳あてになってくれるはずだ。
一匹が耳に入り、私は「こら、くすぐったいよ」と笑う。
つぶらな瞳がウィンクする。

自分だけの友だちになれるかもしれない、という希望と安心感は、私の心を強くした。
私の可愛いけむけむたち。私は人として、彼らにとってどんな存在になれるだろう。
愛しい仲間よ友情よ、永久に。

・・・

そんなある日、けむけむがテレビに出ていた。
可愛い。
葉の上を歩く。葉を食べている。
カメラは色んな角度でけむけむを映す。
カメラはどんどん近付いて、やがて顔を大きく映した。
口元がアップになる。

・・私は凍る。

これが眼だという。
黒くてつぶらな瞳はどこにもなく、私が口だと思っていた場所に眼の塊があった。
しかもこれは虫の眼だ。私が恐ろしく大嫌いな虫の眼じゃないか。

あれ?けむしは哺乳類じゃないの?
けむし・・むし・・けむし・・毛・・虫。

私はここで多くを悟る。
そうか、けむしは毛の生えた虫だったのだ!
そしてこの真実を多くの人は知っていたのだ。

でもまだ信じてはいけない。情報に踊らされてはいけないのだ。
誤解が亀裂を生むこともあるのだ。真実は自分の眼で。

私は翌日、道を歩いていたけむしを葉に乗せ、顔を近づけた。
口がある。そしてその上には小さくて、でも大きな二つの眼があった。
その眼には何の感情も映っていなかった。

その日から毛虫が触れなくなった。けむけむと呼ばなくなった。
あんなに好きでも、離れてしまう気持ちがあることを知った。
毛虫が蛾になることも知った。

今も道路を一生懸命渡っている毛虫を見ると「ひかれるなよ」と祈る気持ちになる。
助けることはしないのだが・・。

・・・

まだまだ寒い日が続いている。
首元、寒いな。耳が冷たいな。
そんな日は、コートについたファーを見るたび、けむけむのことを思い出す。



(これは昨年参加した、
「文章表現講座」の中で書いたものです。
毎日寒いので、載せてみました。)
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by ayajijo | 2012-02-11 23:30 | 思い出 | Comments(8)

節分 2012

節分なので豆まきします。

でも豆がないので、エアー豆まき。

くそ、鬼どもうようよしてやがる!

「鬼は~外!」

あ!今赤鬼が青鬼をかばった!

・・え?青鬼は病弱?だから青いって?

そんな「止めろっ」て言われても・・じゃ、あんたは何で赤いんだよ。

は?血圧が高いって?

ちょっと止めてよそういうの。
鬼でしょ?

え、なに、少し休ませてくれないかって?
どこ行っても追い出されるって?病院でも?

ちょっとどうなってんの?日本の医療。

・・・分かったよ。

いや、私もさ、一応人の子じゃない?
困った人は助けるよう言われてきたし、
困った鬼の場合はどうだったかちょっと分かんないけど、
ヘルパー資格とか持っちゃてる手前、ムゲにもできないでしょ。

いいよいいよ、入んな。
何もないけど、イカならあるからさ、焼いてあげるよ。

はい、とりあえずお茶。

・・ちょっと泣くなよ~。
鬼の目にも、とか止めてよ~。

え?この家は福がいないから居心地いいって?

ん、あ、ああ、やっぱし?
うんまあ、ゆっくりしてけばいいよ。

ほら、外で震えてる皆も入りな。
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by ayajijo | 2012-02-03 23:52 | 妄想とか | Comments(8)

日記 2

何を隠そう、
中学生時代の記憶があまりない。

ないものは隠しようもないのだが。

あ、いや、
「ない」というわけではないのだけれど、
例えば、
人生の記憶状況を折れ線グラフで見てみると、
物心ついてから上り調子なグラフ線が、明らかに中学の時でガクンと落ちているのである。

思い出すのは、幼少期→小学生→高校生→それ以降という感じ。

一体中学時代に何があったのだろう…。
宇宙人に記憶を消された?
いや、多分あまりに何もないから覚えてないのだろう。

いやいや、でも楽しい思い出や嬉しい思い出くらいあるはずだ~!
(思い出くらい、って打ったら、思い出暗い、って表示された・・)

お正月、実家の押入れから出てきた大量の日記

私の日記もあったので少し読んでみた。

ある日の私の日記(中3)

 「学校祭の思い出」

 今年の学校祭は中学最後の学校祭でした。

 私は今年も劇の班に入りたいと思いましたが、
 今年は皆も劇をやりたがっていたので、人が多いと無理かもしれないと思いました。
 (学校祭では、劇・音楽・歌とかに分かれて発表していた)

 でも劇に入れたので、とても嬉しかったです。

 劇は何をするか話しました。

 私は出来れば、時代劇とかじゃないのがいいなと思いました。
 そして出来れば、村人Aとかじゃないのがいいなと思いました。

 〇〇先生が、劇が決まったと言って、台本を持ってきました。

 台本は『安宅の関』というもので、時代劇でした。
 私はちょっとガッカリしました。

 次に先生が、役を発表しました。
 
 私の役は『女剛力1』でした。
 私はまたちょっとガッカリしました。

 でも思ったよりセリフが多かったのでよかったです。

 学校祭で、私たちの劇は「渚中(学校名)アカデミー賞」を取りました。
 とても嬉しかったです!

 中学生活の、最高にいい思い出になりました。


という日記。

「渚中アカデミー賞」と言っても、
私の中学は、一学年一クラスの総勢75名ほどの小さな中学。しかも我ら3年生。

この日記、
数日間が高速でまとめられており、主立ったことの詳細が省かれている・・。

でも私にも最高の思い出があるんだ。

・・って、あれ、
私、何も覚えていない…。
全く覚えていない!

学校祭?アカデミー賞?安宅の関??しかも女剛力って・・

・・覚えてない。
皆で喜び合ったことも、舞台の緊張も、空気も匂いも何一つ思い出せない。

もしや私の薄い中学生活を彩る為に、
宇宙人が日記の改ざんを・・?

思い出したい。
楽しいこと、きっとあったはずなんだ。
私にもいい思い出くらい・・
思い出くらい・・
思い出暗い・・

いや、
でも本当に一番思い出したいのは、
『女剛力』は一体何を持ち上げたのかということ・・。
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by ayajijo | 2012-02-02 00:50 | 思い出 | Comments(4)