あとりえ公演 Vo.34

数年前の年賀状で、初めて「消しゴムハンコ」に挑戦してみた。

今みたいにそれ専用のものは売っていなく、
普通のモノな消しゴムに、自分の住所を彫った。

当時の住所
「兵庫県尼崎市南塚口町◎丁目
 ●●塚口マンション302」

3時間、一切の煩悩を捨て、
消しゴムを彫った。

塚口の塚という難しい文字も見事なほどに、
匠とも呼べる美しい文字が仕上がった。

短い3時間という時間で人は生まれ変われるのだと実感するほどの、
すがすがしい気持ち。やり遂げるとはこういうことなのだ!

私は匠の消しゴムにインクをつけ、紙に押した。

「・・・あ、逆だ・・」

ハンコの法則を無視して、私は普通に彫っていた・・。
文字を文字通り。
なぜだ、この3時間なぜ気づかなかったのだ。
煩悩を捨てたせいか?

っていうかなぜ押すまで気づかないのだ。
下書きの時点でなぜ気づかないのだ。
私はバカなのじゃないか?? バカなのか? バカなのだ!

年賀状にはこう書いた。

「鏡に映してね☆」


あれから数年、
便利で大きな消しゴムハンコ用消しゴムも販売され、
時々楽しく手づくりハンコをしています。

前回まではやはり一文字くらいは逆に彫っていたけど、
今回は大丈夫・・多分・・

というわけで、余談が長くなりましたが、
お知らせを~☆

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日時:5月25日(土) 19時
      26日(日) 14時(満席)・19時

場所:『あとりえミノムシ』
    京都市上京区寺町通今出川上ル6丁目不動前町1-2
    Tel 075-200-8261

出演:「糸あやつり人形劇団みのむし」 
    作品:『三匹のこぶた~ロシアンバージョン~』
        『ちょっとヘンゼル・グレーテル』

料金:3歳以上千円(要予約)

みのむしの人形劇だよ~!
おススメだよ!
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by ayajijo | 2013-05-23 16:54 | Comments(0)

カラッポコ新聞 No.11

カラッポコ出来たよ〜!

カルピスも冷えてるよ〜!

イレブンよ〜!

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切手は貼ったよ。
君に届け〜☆
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by ayajijo | 2013-05-09 21:40 | カラッポコ | Comments(2)

母になる

先日、友人のマチコちゃんが京都に遊びに来た。

マチコちゃんは私より2歳年下の鳥取の子で、
私たちは一緒にカラッポコ新聞を作ったりして遊んでいる。

マチコちゃんが「今回は京都観光をしたい」というので、
清水寺や京都市動物園に行くことにした。

清水寺で知人の紙芝居師さんが紙芝居をするというのと、
地主神社という縁結びの神社があるので、
清水寺を選んだ。

まずは紙芝居を観ようと行くと、
お弟子さんの一人が紙芝居を始めるところだった。

紙「でははじまり、今日は清水寺クイズ~☆」

紙芝居の中にクイズが織り込まれていて、
そのクイズに答え正解すると、景品がもらえるようだ。

紙「それでは第一問!」

周りを見ると、他のお客は少ないものの、
私たちの他に台湾から来た女性二人が観ている。
日本語がある程度分かる様子。

クイズにもカタコトながら答えている。

クイズはなかなかに難しいものだった。
中にはその紙芝居師さんが作ったというクイズもあり、
答えの自由度の高さを考えると、それはどうなんだ?と思ったりした。

紙「え~、それでは、最後の問題!
 はい、お母さん、何番だと思いますか?」

紙芝居師の方が言った。
観ている4人の女性のうち、誰かに言った。

誰かっていうか私に言った。

紙「お母さん、何番でしょう。」

オカアサン・・

紙「はい、お母さん~何番でしょう。」

私は答えた。「二番」

紙「ブ~!正解は三番でした。
 お母さん残念!」

オカアサンハザンネン・・

「え?お母さんって!」
隣にいたマチコちゃんは耳を疑いつつも、
「ごめん、ちょっとトイレに行って来る!」と席を立った。
私は少し目を細めて、トイレに走っていくマチコの背中を見た。

紙芝居師は続けた。

紙「お母さん、今日は娘さんと観光ですか?」

オカアサン、ムスメサン・・

私は答えた。

「ええ、娘が鳥取から遊びに来てくれたものだから。」

紙「それはよかったですね~。清水寺は何度か?」

「ええ何度か、今日は紙芝居があると聞いて。
 ほら、娘が紙芝居好きなものだから。」

紙「それはうれしいなぁ。」

話しているうち、トイレから娘が帰ってきた。

私たちの会話を聞いて、
マチコは「いやいやいや!親子じゃな・・」私は遮った。

「いいのよマチコ。
 どれ、そろそろ地主神社(縁結び)に行こうかね。」

紙「よい観光を~☆」

ええ、ありがとう。
娘がたまの休みにはるばる鳥取から来たのですもの。
よい観光になるわ。
あらちょっと、マチコ、
もう少しゆっくり歩いてちょうだい。
母さんこの頃、膝が痛むんだわ。

ほらマチコ、神社でお願いするんだよ。
母さん、女手一つであんたを育てあげたんだから、いい人見つけなさいよ。
でも母さんも再婚をかけて、願掛けするよ。

あ、マチコ、おみくじがあるよ。
おみくじでもひこうかね。

あら二人とも吉だね。
何て書いてあるかな、どれどれ?

 マチコのみくじ
『結婚したら、すぐ妊娠するであろう』

ああ、よかったね~マチコ。
母さんも早く孫が見たいよ。

 私のみくじ
『結婚したら、一家の大黒柱になるであろう』

・・・・・

・・・・・

・・・・・

・・・・・

なんでじゃい!!!

・・・・・

その後も母娘は楽しく京都観光をし、
京都市動物園でマンドリルの交尾を目の当たりにしたり、
カバをスケッチしたりして帰路についた。

推定年齢56歳の私の疲労は、
かなりのものだった。
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by ayajijo | 2013-05-03 00:23 | 日々 | Comments(6)